ピアノの練習時間は
多いほどよいと
前回の記事に書きましたが
ただ時間が長ければよいというものでもありません
むしろ長さより練習の中味・方法が大切です
例えば
上手く弾けない箇所を5分間練習するとしましょう
Aさんは
5分間で10回その箇所を練習しました
そのうち8回までは失敗して
だんだんイライラしてきましたが
頑張って最後には2回なんとかミスせず弾けました
Bさんは
弾けない箇所を速さを半分に遅くして練習したので
もどかしい気持ちになりながら
5分間で結局5回しか弾けませんでした
しかしゆっくり慎重に弾いたので5回ともミスせずに弾きました
さて
どちらの練習方法がより上達すると思いますか?
Aさんは実は10回のうち8回は
「失敗」を「学習」したことになっています
本当の練習とは
「成功回数」を増やして身体に覚えさせることです
時間がかかるようでも
ゆっくり速度を落として弾き
1回でも多く「成功体験」をコツコツ学習したBさんの練習が
上達への近道なのです
「ウサギとカメ」のカメさんのイメージで!
【極意C】
弾けないところは
取り出して練習する
その方法は
自分が確実に弾けるゆっくりしたテンポに落とし
1回でも多く正確に弾くことを繰り返す

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