育った家のすぐそばに、だるま市でも有名な川越喜多院があります。1月3日は沢山のだるま屋さんの露店が並び、大変な賑わいです。
父の命日が1月2日で喜多院の近くのお墓なので、だるま市の前日ですが毎年喜多院の境内でだるまを買っています。だるまに片目を入れて、良いことがあったら両目にします。
沢山並んだだるま屋さん、良く見るとお顔や模様や色合い、重さ、艶などそれぞれに特徴があるのです。私は中でも一番上品なお顔で色も綺麗なお気入りのお店で買っています。
お店のお兄さんもちゃんと私のことを覚えていてくれて、毎年合うのも楽しみなのです。
今年はもうすぐ息子の家に赤ちゃんが生まれるので、気合を入れて大きいだるまを買いたいと思っていました。
それがコロナの影響でだるま市は中止とのこと。
なんと!!
どうしたら良いのかしら。
だるま屋さんと言ってもお兄さんの名前もお店の名前も何も知らないことに初めて気がつきました。
ダメ元でもと思って行ってみると、喜多院のだるま市は中止でも、だるま屋さんは出店していました。いつもとはちょっと違った場所に移動していたものの、いつものお兄さんが私達を見つけて声をかけてくれ、無事にお気に入りのだるまを買うことができました。良かった良かった。
今度は電話番号も教えてもらったので大丈夫。
気がつかかった大事なこと、ここにもありました。
コロナであちらこちらのお祭りが中止になってきっとだるま屋さんも大変でしょうね。
来年も会いましょうね、と約束して、お互いに一年頑張る決意を確認したのでした。
間庭小枝
写真に撮ってみたら、なんだか父に似ているみたい!


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