先週のMiitlesと、12/30小岩でのJaca・WiggsのリハですっかりBeatles熱再発のRS☆です。
10代で初めて聴いた時に感染し、以来自分の血肉となったBeatles。
20代の時に組んでいたバンド、THE BEATVOX。
その時はオリジナル中心でしたが、並行してBeatlesのカバーも必死にやっておりました。
何しろ、毎週土曜日はバンドに時間を捧げており、片道30km弱の距離をリハーサルに通っておりました。
ほぼ毎月のライヴをやってましたが、定期的に出られるお店を探したり、ブッキングに交渉しに行ったりととにかくバンドに明けくれる日々でした。
そんなRS☆を突き動かしてくれたのが、BeatlesのBBCライヴ(スタジオ録音)のブートのレコードでした。
当時はvol.1〜12,13まで出ておりました(おぼろげですが)。
Beatlesが公式デヴューする前の62年、まだPete Bestが在籍していた頃にBBCラジオの番組に出演したのが最初のようで、アルバム「Help!」発表までの曲をスタジオ録音やスタジオライヴの音源をアルバムに収めたのがこれらのブートです。
その記録を綴った本が洋書で出ていたのがこれです↓
そして、そのvol.1〜vol.10まで集めて、それをテープにダビングし毎日のようにウォークマンや車の中で聴いてました。
レコードは収納してあるため出せないのですが、テープが出てきたので載せます↓
それ以外にも、「At The BEEB」というアルバムも出ていて、62〜65年のダイジェスト版でした。
1994年に公式に発表されたBeatlesの「Live at the BBC」の2枚組や「Anthology1〜3」など、EMI社もネタに尽きてとうとうブート音源に頼らざるを得ないはるか以前、お茶の水や新宿の輸入レコード店に通いBeatlesのブート盤をあさってました。
なぜBBCやブートを聴きあさっていたかというと、これらは全てスタジオ1発録音だったからです。
1発録音ということは、ライヴにほぼ近いものがあるからです。
やっぱりBeatlesは「ライヴバンド」であり「R&Rバンド」でもあるからです。
デヴュー前は、毎日のように何百曲もステージで演奏し、お客さんを喜ばしていたのが下地となっていて、それが彼らの原動力となっていたからです。
BBCを聴いていると、彼らの息遣いさえ聴こえてきます。
10〜20代のRS☆にはそれがビシビシ心に響き、何とか彼らに近づきたくてとにかく彼らの音を研究しまくってました。
BEATVOXのメンバーにもシェアし、ステージでもBeatlesのカバーをする時にはこのBBCを手本にしておりました。
もっと遡ると、高校生の時にバンドメンバーと一緒に行った、Beatlesシネクラブのフィルムコンサート。
これもとても刺激になりました。
今でこそyoutubeや、それこそブートの動画を堂々と公式盤にして売っているライヴの映像など、
「エロ本やエロ映画よりもドキドキしながら観ていた」
記憶があります。
フィルムコンサートの会場で、今ではあり得ないですがシネクラブ自身が編集したブート音源をカセットテープで売っておりましたから。もちろん全部揃えました。
これらは、若きRS☆にとっての
『教科書』でした。
そんなBeatlesの息遣いや、ライヴ感などを再現してくれるJacaやMiitles。
「ドキドキしながら」Beatlesに触れていたあの頃を思い出させてくれるバンドです。
今日もJacaのリハでした。
BBCでもやっていない(デヴュー前なら確実にやっていたであろう)レアな曲や、Humburg時代の曲も含め新曲に取り組みました。
あの頃の新鮮な気持ちがよみがえってきます。
自分がドキドキしたように、聴いている人にもドキドキさせたいです。
リハ中盤で既に「呑み行為」に勤しんでいるメンバーの姿を見てしまうと、ドキドキは飲酒による脈拍数が上がるだけの、「ただのドキドキ」に思えてしまいますが…↓

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